虫よけスプレーの成分【ディート】
ディートとは蚊などに刺されないように体に対してスプレーをするタイプの有効成分の名前です。
Wikipediaではこのような解説があります。
ディート(DEET)とは、昆虫などの忌避剤(虫よけ剤)として用いられる化合物である。IUPAC名は N,N-ジエチル-3-メチルベンズアミドだが、N,N-ジエチル-m-トルアミドとも呼ばれる。分子量 191.27。凝固点 −45 ℃、沸点 285 ℃で、常温では無色液体である。水には溶けにくくアルコールなどの有機溶媒によく溶ける。CAS登録番号 [134-62-3]。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[1]。
Wikipediaより
体や衣服にスプレーをし、蚊などが寄り付きにくくすることができます。
夏場にはとても重宝するものですよね。
もともとはアメリカ陸軍がが軍事用として開発されたものです。
日本では12%を含むものがひろく使われていました。
2016年からは30%を含んでいる高濃度のものが市販されています。

ディートはプラスチックを溶解する
虫よけスプレーの成分ディートはプラスチックを溶かすという特徴があります。
Wikipediaにも記載されています。
世界のディート製品には、濃度80%以上100%のものがあり、これを脚につけたまま自動車に乗ると、合皮の座席シートを溶かす虫よけ剤が流通している。ディートは多くのプラスチック、レーヨン、皮革に影響を及ぼすが、綿、毛糸(羊毛など)、ナイロンには影響を及ぼさない。
Wikipediaより
濃度が高いほど溶かしてしまう可能性が高くなります。
ドロドロに溶けてしまう、ということまでにはならないですが表面がべとべとしてしまったり、表面のツヤがなくなってしまったりという可能性は大いにあります。
Gショック・アップルウォッチをしているときは注意
Gショックやアップルウォッチをしている場合は要注意です。
バンドや本体がディートに反応してしまう可能性があります。

できれば虫よけスプレーをする場合はGショック・アップルウォッチは外しましょう。
金属の腕時計なら問題ありません。
革バンドも影響が出てしまう可能性がありますので外しておきましょう。
魚毒性が強いのも注意
ディートの特徴として、魚への毒性がつよいという特性があります。
虫よけスプレーが水槽の中に入ってしまったり、虫よけスプレーが付いた手で魚にエサをあげたりすると死んでしまう可能性があります。
熱帯魚などを飼っている場合は要注意です。
近くで使わず、餌をあげる際は石鹸できれいに洗って成分を洗い流した状態にしましょう。
まとめ 虫よけスプレーは腕時計と水槽に注意
虫よけスプレーの成分ディートはプラスチックなどを溶かす特性があります。
腕時計は外し、使う場合は水槽などが回りにないか十分気を付けましょう。
金魚すくいをやるときは特に気を付けてください。
スプレーが付いた手で金魚すくいは絶対にやらないでください。