ゴキブリ対策のおすすめベイト剤の効果的な使い方
本記事では、ゴキブリ対策に効果的な殺虫剤の一つ「ベイト剤」の効果的な使い方をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
ゴキブリ対策に効果的 ベイト剤とは?
ベイト剤とは殺虫剤のひとつで「毒餌剤」とも呼ばれています。ゴキブリに食べてもらって初めて効果を発揮する殺虫剤です。薬剤の種類によって、食べて1日~数日間死ぬまでに時間がかかるものもあります。
薬には形によって分類されています。これを剤型(ざいけい)といいます。風邪薬でも液状タイプや粉薬、錠剤などいろいろありますよね。この形状を剤型といいます。
ちなみにプロでもベイト剤は使っています。市販品のように小さなケースに入ったものではなく、ベイトガンといって握るとジェル状の薬剤が出てきます。
効果が高いベイト剤とその理由
効果的、早く効くのは「フィプロニル」が有効成分のものが殺虫効果が高く、早く効きます。つまり、ブラックキャップです。
ただし、ベイト剤はずっと同じものを置いたままではそのうちゴキブリも飽きてしまいます。
ゴキブリは好きな味など好みがありますが、食べ飽きもあります。同じものばかりあってもそのうち飽きてあまり食べなくなってしまいます。
これは実験結果でも明らかになっており、食べ飽きは確実に起こります。
効果的な使い方は?
結論から言いますと、「ローテーション」です。数種類のベイト剤を用意しましょう。まずは、1種類のベイト剤をゴキブリの通りやすそうな場所に置きます。3カ月にたったら、回収し同じ場所に別の新しいベイト剤を置きましょう。回収したベイトはもう一度ぐらいは使えますので、ジップロックなどで保管してもOKです。また、3カ月たったらまた別のベイト剤に変えましょう。
どこに置けばいいの?
ゴキブリの通り道がベストですが、ポイントとして水気や餌場になりそうなところ、あまり動かない場所や掃除ができていない場所などです。
- 冷蔵庫の下・裏
- キッチンの引き出しの奥
- テレビの裏
- ベランダ
- ゴミ箱の裏
- 靴箱の中

それでも、ゴキブリが止まらない場合は・・・
ベイト剤を使用する注意点
やってはいけないことはベイト剤を設置したまま、ほかの殺虫剤を併用することです。殺虫剤のほとんどは忌避性といって虫全般が嫌いな成分が入っています。食べてもらわなければ意味のないベイト剤とは相性が最悪です。
エアゾールタイプの殺虫剤、燻蒸式や燻煙式の殺虫剤などの多くの殺虫剤の成分はピレスロイド系という成分を含んでおり、ピレスロイド系は強力な忌避性がありますので、一緒には使わないようにしましょう。
ベイト剤を置いた場所に殺虫剤を吹きかけるのは逆効果になります。

まとめ
食い飽きを生じさせないようローテーションする
ベイト剤の効果を最大限にするため殺虫剤と併用しない
以上です。ありがとうございました。
※本記事では、論文や書籍などを参考にエビデンスに基づいた情報発信を心がけています。