お風呂でゴキブリと遭遇した場合、殺虫剤がないですよね。
そういった場合はボディーソープやシャンプーでも殺虫出来ます。
なぜ、洗剤が効くのでしょうか?
それは私たち人間と昆虫の体の仕組みのちがいにあります。
なぜ効くのか、どうやったら効きがいいのかを解説していきます。
もし、お風呂でゴキブリに遭遇した場合
もし、お風呂でゴキブリに遭遇したことを考えると怖いですよね。
手元に殺虫剤もなく、身を守る服もないですから…
そういう時は2つの方法で対処できます。
- 熱湯シャワー
- シャンプー、ボディーソープ、お風呂用洗剤など
1つ目の方法は、シャワーの温度を最大限に熱い状態にして狙い撃ち。
2つ目の方法は、なんでもいいので洗剤やボディーソープなどを直接吹きかける。
です。
命中すれば一撃で殺虫することができます。

台所のシンクの中にいた場合も食器用洗剤をかければ一撃で殺虫出来ます。
万が一、出た場合はこのことを思い出していただけるといいと思います。
洗剤がゴキブリに効く理由
洗剤がゴキブリに効くのは洗剤の毒性が強いというわけではありません。
なぜ効くのかというと、昆虫の呼吸のしかたが関係しています。
人間は口や鼻から空気を吸い込んで肺で呼吸をしますよね。
昆虫は違います。
「気門」という穴が体にいくつか空いていてそこから空気を取り込みます。
それが関係あるの?
という感じかもしれませんが、実は関係大です。
気門で呼吸をしているということはおわかりいただけたと思います。
それは一旦、置いておいて
昆虫は「ワックス層」、つまり油分の膜が体全体を覆っています。
気門も同様です。
つまり、洗剤がかかるとその油分になじんで気門をふさいでしまいます。
水がかかっただけではワックス層がはじいて、ふさがることはありません。
つまり洗剤がかかると、毒で死ぬのではなく「窒息」で殺虫するということになります。
ちなみに、洗剤だけでなく油をかけてもワックス層となじんで窒息します。
注意 他の昆虫にも効く
ゴキブリに洗剤や油をかけると窒息死するということはおわかりいただけたと思います。
しかし
それは他の昆虫も同様です。
カブトムシやクワガタなどペットとして買っている昆虫も同様に気門で呼吸をし、ワックス層で保護をしています。
洗剤や油がかかれば同じように窒息してしまいます。
もし、お子様がいらっしゃるお宅などでカブトムシやクワガタムシを飼っている場合は近くに洗剤などを置いておかないように注意しましょう。

まとめ とっさの時は洗剤でも効く
お風呂や台所でゴキブリと遭遇した場合、この記事を読んだことを思い出し洗剤をオリャ!と振りかけてしまえば殺虫することができます。
そのあとの死がいの始末はしなければならないのは、課題です。
また、他の昆虫にも同様に効果があるということも注意ポイントです。
カブトムシやクワガタムシにも同じように効果がありますのでご注意ください。